沿革

修道医会の沿革(歴史)

修道医会は、昭和30年(1955年)、呉市医師会館において、修道学園を卒業した医師と、当時呉にあった広島大学医学部の学生らが集まり懇親の会がもたれたことから始まります。その時点ではこの会は、呉地区修道杏林会とよばれました。昭和32年から広島大学医学部の呉市から広島市への移転が始まり、広島における第1回の修道医会は、昭和34年(1959年)11月23日、広島市千田町の広島大学工学部横にあった料亭「久里川」において、広島大学医学部に在籍する学生のみならず、広く広島市及びその周辺に在住する修道学園卒業の先生方に呼びかけて開かれました。その頃は、修道学園全体の同窓会が母校講堂で開かれる機会を利用して、その二次会として修道医会を開催したため、おおむね開業医、勤務医の集まりとなりました。この際、就任されたのが、会長、網本次郎三先生(旧中11回卒)、副会長、岩森茂先生(旧中36回卒)でした。これ以降、年1回の総会・懇親会が開かれるようになりました。

修道医会会誌の創刊号は昭和43年(1968年)1月25日に発刊され、そこには会長、皆川尚常先生(旧中14回卒)、副会長、岩森茂先生以下、高校19回卒(広島大学医学部医学進学課程1年)までの283名からなる会員名簿が載っています。会誌の第2号は時を経て昭和51年6月1日に発刊されていますが、わずか3ページと薄いものでした。第3号は昭和54年11月1日、第4号は昭和56年4月10日と少し間をおいて発刊されています。

修道医会創立30周年記念大会は、昭和61年(1986年)5月31日、広島全日空ホテルで開催され、修道出身の国会議員、県会議員等を迎えて盛大に行われています。昭和63年(1988年)9月25日には第1回親睦ゴルフ大会が催され、会誌も第9号(平成元年12月発刊)からは毎年定期的に発刊されるようになり、会員名簿も2年に1回発行されています。事務局は、広島大学第二外科、蔵田裕彦先生(高14回卒)、広島大学脳神経外科、原田廉先生(高13回卒)、広島大学第二内科、山木戸道郎先生(高7回卒)、広島大学眼科、三嶋弘先生(高14回卒)とうけつがれ、平成2年から平成7年まで広島大学病理学、井内康輝先生(高19回卒)、平成7年から平成18年まで広島大学臨床検査医学、神辺眞之先生(高13回卒)、平成18年から平成23年まで広島大学病理学井内康輝先生(高19回卒)、平成23年から平成31年まで広島大学消化器・移植外科学、大段秀樹先生(高33回卒)、平成31年から広島大学地域医療システム学 松本正俊(高42回卒)が務めております。歴代会長、副会長は「歴代会長」のページのごとくです。

平成18年(2006年)7月1日には、創立50周年記念大会が広島全日空ホテルで過去最高の176名の参加をえて盛大に開かれました。会員数も令和2年1月1日時点において正会員1,010名、学生会員80名が会員名簿に掲載されています。また、学術奨励賞、社会功労賞、文化功労賞が毎年の総会で表彰されています。
修道医会の学生部会は平成20年(2008年)12月に第1回を開き、以後毎年12月に懇親会を役員とともに開いています。広島大学医学部への進学者以外にも広く参加を求めています。